Phil Ivey vs. David Williams (その5)

続き。

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この問題を攻略する上で、ものごとを単純化するために2つの仮定をおくこととしよう。まず最初に、BBのショートスタックは無視することにしよう。IveyとWilliamsのアクションを見て、彼はトップ5%に入るような強い手が来ていない限り、フォールドするであろう。それが起きる可能性はかなり少ないので、2人のプレイヤーでのケースで決定したプレイがおそらく正しいものとなるだろう。それとまた、当面はレイズするプレイについては無視して、コールとオールインのみについて考えていこう。あとで通常のレイズプレイについて再考して、それが正しいかどうか考えることにする。だが今のところはコール対オールインということで考えよう。

直感的に見て、オールインはなかなかいい利益を出してくれそうに見える。Iveyは自分からレイズした手を割合よく降りるし、5のペアは彼がコールするような手のいくつかに対して、やや優位に立っているのだ。それではいくつか妥当な前提を置いた上で、このプレイがうまくいくかどうか見てみよう。

3人が残っているハンドで、ショートスタックという状況で、私の思うにIveyは以下のような手でレイズをかけてくるであろう。

・あらゆるペア(73通り:5のペアを我々がすでに押さえているので、55は6通りではなく1通りしかないことに注意せよ。)

・あらゆるAX(184通り:同様にA5の可能性は16通りではなくて8通りしかないことに注意せよ。)

・T以上のハイカードーKQ、KJ、KT、Qj、QT、JT(96通り)

これはたぶん保守的なリストだろう。私なら、例えばIveyが98のような手でムーブを仕掛けてきていたとしても驚かない。だが、彼が持っているかもしれない手の種類が増えるほど、オールインが有効なプレイとなる、というのも、彼が降りるであろう手が増えるからだ。だから、ここで得られる答えは、オールインがどの程度強いかということの保守的な評価ということになる。

さきほどの3つのカテゴリーには、Iveyがそのどれかを持っていると推測される357通りの手が含まれている。もしわれわれがオールインしたら、これらのうちのどれぐらいの手で彼はコールするだろうか?もちろん確証を得る方法はない。もし降りた場合、彼のMは9を少し下回るぐらいで、必死になるというほど低いわけではない。わたしなら、TT以上か、AK、AQでコールするだろう。Iveyはテーブルの誰も強みを見せていないときにはアグレッシブだが、ショウダウンまでいったときには、たいていは状況から見て妥当な手を持っている。私の場合の手のリストに99とAJを加えよう。するとトータル84通りの手で、これは、彼がレイズしてくると思われる手の25%になる。アグレッシブなプレイヤーの場合は、これぐらいの比率が妥当だろう。彼がコールすると思われる手で47%はハイペアで、53%は強いAXで、この場合は我々が優位にある。

ではいったいどれぐらいの金が勝負にかかるのか?オールインした場合には、3種類の可能な結果が存在する。

1.もしIveyがフォールドしたなら、現在ポットにある、124,000が手に入る。

2.もしIveyがコールして、我々が負けたら、我々の損害は、コールに必要な58,000だ。(我々はSBだったので、すでに12,000をポットに入れていることを思い起こしたまえ。)さらにそれに加えて、Iveyの残りのスタックの450,000が必要で、トータル508,000となる。

3.もし、Iveyがコールして、我々が勝ったら、現在のポットに加えて、Iveyの残りのスタックを得る―124,000プラス450,000で、トータル574,000だ。

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まだ続くのよ、この分析。でも力が尽きたので、いったんアップ。読みにくくてごめん。
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by sabrefishingcat | 2007-05-08 19:21 | Poker Tactics

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