序盤でのAK

いつもお世話になっている上野のディーラーの方に最近出版されたポーカーの本をお借りした。(Hさん、ありがとう!)オンラインのプロによって書かれた本で、理論のパートはなくて、自分達がプレイしたハンドを丁寧に振り返るというケーススタディの本。その中から一つ紹介。

前にこのブログでAKのプレイに関する記事を紹介し始めたら、内容がいささか期待外れでがっかりしたことがるので、AKのプレイについてひとつ。

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状況:
55K保証、$150バイイントーナメントの3手目。ブラインドは10-20、相手はみな知らないプレイヤーばかり。

プリフロップ(ポット30)
ハンドはAKo

AKは強い手だが、同時にスタックがディープの時にはプレイするのが難しいハンドでもある。フロップははずれる可能性が高いわけだし、当たったとしてもワンペアにすぎない、100bbものスタックを持っている状態でそれを全部差し出すわけにはいかない。アーリーポジションからレイザーが入ってきた時は、しばしば私(著者)はAKはコールにとどめるし、もし大きなアクションが前で起きたら、降りてしまうこともある。このハンドでは、ミドルポジションからひとりが60までレイズ。AKはミドルからのレイズのプレイヤーの手の範囲に対しては大きくリードしているので、私(ボタン)は250までリレイズ、ブラインドはフォールドしてミドルポジションレイザーは190をコール、ヘッズアップに。

フロップ(530):

フロップはTh9h3s

これは私には酷いフロップだ。ボードが絡み合っていて、いろんなドローの目があるうえに、相手が何かの手を完成させている可能性も十分にある。それに加えて、ミドルプレイヤーは320をリードベットしてきた。プレイヤーがプリフロでレイズにコールし、そこから突然フロップでリードベットしてきた時は、多くの場合、弱めの手を完成させているか、ドローかである。もし私が相手のプレイの傾向をある程度読めていて、ATや88、あるいはフラッシュドローを降りられると踏んでいれば、上にかぶせるのだが、ここではそんなことはわからない。そしてトーナメントは始まったばかりだ。レイズすることは私のスタックの3分の1をリスクに晒すことになる。テーブルの状況がわかるまでは、損失を抑えて、もっといい場面を待つのが賢明だろう。私はフォールド。

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この本で俺が勉強になっているのは、著者が相手の手を常に範囲で読んでいること。たとえば、馬鹿系ルースアグレがレイズしてきたとき、俺などはつい「弱い手」と決めつけてしまいがちなのだが、正解は「広い範囲の手」と読むことだろう。相手はたまたまAAを持っているかもしれないのだから。

あと、この本の著者はオンラインのプロなので、ほとんどの手が全く知らない相手とプレイされていること。つまり、どんな相手かという個別の読みがない状況で、プレイの展開とかをアクションが決定されているところだ。相手の読みがない時には、つい、読みが願望とごっちゃになったりして、この場面なら、相手がリードベットしてきたときに、分からないからかぶせて確認とか思ってしまうのだが、分からない時は分からないのだと正直に思った上で、一番いいアクションはどれかを決定する癖をつけなくては。
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by sabrefishingcat | 2008-07-29 19:26 | Poker Hands

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