カテゴリ:Poker Tactics( 51 )




Phil Ivey vs. David Williams (その5)

続き。

*****

この問題を攻略する上で、ものごとを単純化するために2つの仮定をおくこととしよう。まず最初に、BBのショートスタックは無視することにしよう。IveyとWilliamsのアクションを見て、彼はトップ5%に入るような強い手が来ていない限り、フォールドするであろう。それが起きる可能性はかなり少ないので、2人のプレイヤーでのケースで決定したプレイがおそらく正しいものとなるだろう。それとまた、当面はレイズするプレイについては無視して、コールとオールインのみについて考えていこう。あとで通常のレイズプレイについて再考して、それが正しいかどうか考えることにする。だが今のところはコール対オールインということで考えよう。

直感的に見て、オールインはなかなかいい利益を出してくれそうに見える。Iveyは自分からレイズした手を割合よく降りるし、5のペアは彼がコールするような手のいくつかに対して、やや優位に立っているのだ。それではいくつか妥当な前提を置いた上で、このプレイがうまくいくかどうか見てみよう。

3人が残っているハンドで、ショートスタックという状況で、私の思うにIveyは以下のような手でレイズをかけてくるであろう。

・あらゆるペア(73通り:5のペアを我々がすでに押さえているので、55は6通りではなく1通りしかないことに注意せよ。)

・あらゆるAX(184通り:同様にA5の可能性は16通りではなくて8通りしかないことに注意せよ。)

・T以上のハイカードーKQ、KJ、KT、Qj、QT、JT(96通り)

これはたぶん保守的なリストだろう。私なら、例えばIveyが98のような手でムーブを仕掛けてきていたとしても驚かない。だが、彼が持っているかもしれない手の種類が増えるほど、オールインが有効なプレイとなる、というのも、彼が降りるであろう手が増えるからだ。だから、ここで得られる答えは、オールインがどの程度強いかということの保守的な評価ということになる。

さきほどの3つのカテゴリーには、Iveyがそのどれかを持っていると推測される357通りの手が含まれている。もしわれわれがオールインしたら、これらのうちのどれぐらいの手で彼はコールするだろうか?もちろん確証を得る方法はない。もし降りた場合、彼のMは9を少し下回るぐらいで、必死になるというほど低いわけではない。わたしなら、TT以上か、AK、AQでコールするだろう。Iveyはテーブルの誰も強みを見せていないときにはアグレッシブだが、ショウダウンまでいったときには、たいていは状況から見て妥当な手を持っている。私の場合の手のリストに99とAJを加えよう。するとトータル84通りの手で、これは、彼がレイズしてくると思われる手の25%になる。アグレッシブなプレイヤーの場合は、これぐらいの比率が妥当だろう。彼がコールすると思われる手で47%はハイペアで、53%は強いAXで、この場合は我々が優位にある。

ではいったいどれぐらいの金が勝負にかかるのか?オールインした場合には、3種類の可能な結果が存在する。

1.もしIveyがフォールドしたなら、現在ポットにある、124,000が手に入る。

2.もしIveyがコールして、我々が負けたら、我々の損害は、コールに必要な58,000だ。(我々はSBだったので、すでに12,000をポットに入れていることを思い起こしたまえ。)さらにそれに加えて、Iveyの残りのスタックの450,000が必要で、トータル508,000となる。

3.もし、Iveyがコールして、我々が勝ったら、現在のポットに加えて、Iveyの残りのスタックを得る―124,000プラス450,000で、トータル574,000だ。

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まだ続くのよ、この分析。でも力が尽きたので、いったんアップ。読みにくくてごめん。
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by sabrefishingcat | 2007-05-08 19:21 | Poker Tactics

Phil Ivey vs. David Williams (その4)

実際には諸君はオールイン。Iveyはフォールド。諸君がポットを獲得した。

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というわけで、問題は終わり。お待ちかねの解説編。

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NegreanuとAriehは両方ともフォールドしている。NegreanuはJd6hを、AriehはJh5cを降りている。両者はともにアグレッシブなプレイヤーだが、どちらもこういう手ではアグレッシブにプレイしたがらない。アグレッシブなプレイヤーが弱い手でポットを攻める時には、Q5よりも75を、客観的にはQ5のほうが強い手であるにもかかわらず、好む。

その理由というのは諸君が想像しているかもしれないものとは違っている。たいていのプレイヤーはプロが75オフのような手でムーブを起こしているのを見た時には、ストレートの可能性があるからに違いないのだと思う。だが実際にはストレートの可能性が果たす役割は、より小さなものでしかない。本当の理由はみせかけということとドミネーションなのだ。

仮に諸君がQ5のような手であるポットに対してムーブを起こして、コールされたたとしたまえ。そしてフロップがQ92と出て首尾よくヒットしたとしよう。諸君が参加し続けたとしたら、相手は「やつはクイーンを持ってるな」と思うであろう。それでもし相手からアクションが返ってきたとしたら、それはQとより上のキッカーを持っている相手か、あるいはQのペアよりも強い手を持っている相手からということになる。

だがもし諸君が75をプレイして、フロップがローカードばかりだったとしたら、諸君の手はもののみごとに見せかけられることになる。諸君はAKを持った相手で、諸君が同じように2枚のハイカードを持っていると思っている相手から、かなりの額の金を勝ち取れるかもしれない。ストレートの可能性というのは、まあひとつのボーナスで、そういう手で攻めていく本当の理由はみせかけという要素なのだ。

それに加えて、それらの手はドミネートされにくい。Q5のような手をプレイすることの大きな危険性は、相手がKQやQJを持っていて、Qとより強いキッカーでドミネートされてしまうことだ。ペアになっていない手同士の戦いにおいては、ドミネーションを避けることで勝つチャンスが大きく改善される。

IveyはAc3dを手にして、70,000までレイズする。2人のショートスタックのうちのひとりであり、手に参加できるプレイヤーがあと4人ということで、IveyはA一枚で攻めるに足りると考えたのだろう。Iveyは非常にアグレッシブなプレイヤーだが、保守的なプレイヤーであっても、Iveyと同じ状況に置かれたら、同じようにプレイするだろう。

Tsiprailidisは9h6hをフォールドする。


問1)

WilliamsはSBのポジションにいて、面白い手、スモールペアを持っている。

5s5h

フォールドはない。本当の質問とは、コールか?レイズか?はたまたオールインか?である。これは難しい問題だ。

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ここでエネルギー尽きたので、また次回。
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by sabrefishingcat | 2007-05-07 16:02 | Poker Tactics

Phil Ivey vs. David Williams (その3)

続き。

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実際には諸君はチェックした。Iveyは105,000をベット。ポットは287,000。Iveyのスタックの残りは345,000。さて、諸君のアクションは?

A. フォールド
B. 105,000をコール
C. 250,000までレイズ
D. オールイン

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解答はコメント欄に。
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by sabrefishingcat | 2007-05-06 15:22 | Poker Tactics

STTでのバブルでの戦略(その1)

チャットルームで交流していただいているある方が、STTのバブルで負け続けて、それもかなりのバッドビートでやられて、もう引退を考えておられるという話を聞いた。こういう方は結構いらっしゃると思う。そこで、ちょっと寄り道して、HarringtonがSTTでのバブルでの戦略について書いている部分を訳は無理にしても、紹介してみることにした。

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オンラインSTTでの4人残りの状態。賞金は1位50%、2位30%、3位20%

状況1)

ブラインド100/200
ポット300

SB:2,000
BB(あなた):5,000
プレイヤーA:5,000
プレイヤーB:1,500

・プレイヤーAがオールイン、プレイヤーBとSBはフォールド。
・プレイヤーAはルースで、どうも、STTでのバブルプレイの複雑さを理解していないように思われる。
・あなたの信じるところでは、プレイヤーAはあらゆるペア、あらゆるAX、KJかそれ以上(Suited or Unsuited)、QJ(Suited or Unsuited)でオールインしてきうる。

次のうち、正しいのはどれか?

A. どんな手でもフォールド
B. AAのみでコール
C. AAかKKでコール
D. AA、KK、QQ、AK(Suited or Unsuited)でコール
E. AAからTTまで、およびAK、AQのSuited or Unsuitedでコール
F. AAから88まで、AKからAJまでのSuited or Unsuitedでコール

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解答編
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by sabrefishingcat | 2007-04-30 01:46 | Poker Tactics

Phil Ivey vs. David Williams (その2)

その1の続き。まずはその1を読んで、問題に答えてから、こちらへと進まれたい。


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問2
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by sabrefishingcat | 2007-04-29 11:55 | Poker Tactics

Phil Ivey vs. David Williams (その1)

Vol.1に戻ったのに、またまたVol.3の問題をやってみよう。

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状況設定:
2004年のボルガタトーナメントのファイナルテーブル。諸君はDavid Williamsの立場からプレイする。WilliamsやJosh AriehやPhil Iveyはその強烈なアグレッシブさで知られている。Daniel Negreanuはスモールボール(さまざまな技を使って、小さなポットを勝ち取る戦術のことと思われる)を好む。Brandon MoranとChiris Tsiprailidisは堅実にプレイする。

Blinds:12,000/24,000
Ante:3,000
Pot:54,000

David Williams 2,200,000-SB (諸君)
Brandon Moran 400,000-BB
Daniel Negreanu 950,000
Josh Arieh 1,400,000
Phil Ivey 520,000
Chris Tsiprailidis 610,000

諸君のハンド:5s 5h

NegreanuとAriehはフォールド、Iveyは72,000までレイズ、Tsiprailidisはフォールド。

問1)
さて、諸君のアクションは?

A. フォールド
B. 58,000をコール
C. 200,000までレイズ
D. オールイン

*****

問題はまだ続くのだが、ここで一度切って、解答を募集してみよう。今回は必要な情報はすべて与えられている。コメント欄によろしく。人に見られたくないという人は非公開コメントにしても結構。ただその場合、エキサイトのIDでログインしてコメントした人以外(ほとんどがそうだと思われる)は、自分の書いた答えをあとで自分で見られないので、どこかにコピペしておいたほうがいいと思う。
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by sabrefishingcat | 2007-04-27 11:31 | Poker Tactics

レイズを受けた時にプレイするべきか否かで考慮すべきこと

とりあえず、HarringtonのVol.3から1問紹介したので、Vol.1に戻って、読んでみる。

*****

自分がコールやレイズでポットに入った時に、あとのプレイヤーがレイズやリレイズを賭けてきた場合、いくつかの点を考慮して、それぞれの重みを評価しなくてはならない。それらのポイントが全部同じ方向(有利か不利)に傾いているときには、決定は簡単だが、ばらばらな時は難しい決断を迫られることになる。

1.自分の手

・自分はいい手で入ってきたのか?それともポジションを考慮してぎりぎりの手で入ってきたのか?


2.ポットには何人のプレイヤーが入っているか?
・二人以上のプレイヤーがいる時にレイズを賭けてくるというのは、重みがある。
・少なくとも4つの場面があり、別々に考慮されなくてはならない。
1)自分がブラインドにコールしてレイズしてきた場合、ある程度の強さを意味する。
2)自分がレイズして、さらにリレイズしてきた場合、それ以上の強さを意味する。
3)前にひとりコーラーがいて、自分がそれにレイズして、さらにリレイズしてきた場合、強さがさらに増す。
4)前にレイズが入り、自分がリレイズして、さらにリレイズしてきた場合、本当に強いと思われる。


3.まだプレイしていないプレイヤーは何人いるか?

・ボタンかブラインドからのリレイズは、スティールだったり、スティールの防御だったりする。
・アーリーかミドルポジションからのレイズは、より強い手を意味する。


4.自分はフロップ後にリレイザーに対してポジションがあるか?

・リレイザーがブラインドなら、自分がポジションがあるので、より弱い手でのコールが可能になる。


5.ポットオッズはどうか?


6.リレイザーはどの程度アグレッシブか?


・保守的なプレイヤーのリレイズは、ポットにたくさん入りたがるプレイヤーのそれよりもリスペクトされなくてはならない。
・だが、この点を過度に強調してはならない。アグレッシブなプレイヤーは確かにスティールを狙うが、いつもそうとは限らないのだ。


7.トーナメントの状況はどうか?

・序盤戦では、チップスタックも十分にあるので、より保守的にプレイしたい。
・後半戦では、ムーブを起こす必要がある。
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by sabrefishingcat | 2007-04-20 11:54 | Poker Tactics

Phil Hellmuthのプレイを分析(その6)

問5

悪いニュースが3つ届いた。相手が諸君のベットにコールしたこと、そしてそのコールがすばやく行われたこと、そしてJが出たことだ。この素早いコールの意味するところは、相手が自分のハンドがコールするに十分強いと分かっていること、そして、彼が諸君のベットの意味について熟考したりポットオッズを計算したりする必要がないということだ。Jが出たことで、諸君が勝てる手のリストから、A-Jが消えたことになる。

このメッセージの意味するところは明らかだ。諸君は負けており、おそらくや相手を降ろすこともできない。負けを受け入れて、これ以上の金をポットには入れないことだ。チェックに3点、ベットにはノーポイント。

諸君はチェックし、相手は$2500をベット。ポットは$6700になっている。


問6

相手のベットは、コールについて考える必要もないぐらいに大きい。フォールドに3点、それ以外はノーポイント。


ファイナルノート

この手はなんでもないちょっとした手だが、よく見てみると、この中には興味深い決断がいろいろある。

触れておくべきポイントがもうひとつ。Phil Hellmuthは、いまのところ最も強いNLホールデムプレイヤーのひとりで、特にこの本で集中的に取り上げている、フロップ後の分析に長けている。多くのプレイヤー、特にテレビを通じてポーカーに親しんだブレイヤーには、カメラの前での彼のふるまいのおかげで、彼の技術はかすんでしまっている。だがその「ポーカーをするガキ」のイメージの下には、すべての技術に優れた、強いプレイヤーがいるのだ。1990年代のほとんどを通じて、HellmuthはおそらくNLトーナメントで世界最高のプレイヤーだったであろう。

*****

というところで、この問題は終わり。俺としては、一番勉強になったのは、ターンでの分析だな。ターンで、まだ自分の手がベストハンドかどうか分からないとき、どうプレイすればいいか、悩むというのは、よくあることだと思う。ここでは冷静に、もし自分の手がベストハンドの場合とそうでない場合について冷静に分析して、ベストハンドなら、ちいさなベットでも相手は降りるが、そうでない場合には、絶対に降ろせないと結論付ける。でもって、小さなベットをして、だめならあきらめるという決断ができるわけだ。

俺などはその辺の分析が途中でごっちゃになってしまい。相手を降ろせないのに、大きく賭けて、結局ダメージを大きくしたり、相手を降ろすのに不必要に大きなベットをして、無駄にリスクを高めたりしてしまう。ここではターンでのベットだが、フロップでは、ポットベットが当たり前みたいに思われているようだが、本当にそういつもいつもポットベットが必要なのかなあ。
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by sabrefishingcat | 2007-04-20 11:18 | Poker Tactics

Phil Hellmuthのプレイを分析(その5)

続き。

*****

さて、諸君は相手がチェックしたこと、そして、ターンに6がもう一枚出たことの意味を評価しなくてはならない。チェックの評価は難しい。もし、トッププレイヤーがチェックした場合、そこから何らかの結論が出てくることはほとんどない。弱い手なのかもしれないし、強い手でポジションを利用して情報を与えまいとしているのかもしれない。経験の浅いプレイヤーの場合、チェックは大抵弱みを意味する。経験の浅いプレイヤーは、いい手を持つと不安になり、手早く方をつけようとする。彼らはナッツでないいい手をリバーまでプレイした時に起きる、避けがたい不確実性というものに耐えることができないのだ。経験の浅いプレイヤーなら、この場面でハイペアを持っていたら、大きく賭けてきただろう。だから、もし諸君が相手について知らないなら、3のペアの価値は少しは上がったことになる。

*****

うわぁ~~~、これ、おっしゃる通り!ハイペア持つとついドカンと賭けたくなるんだな。まくられたときの記憶というのは強烈に残りがちで、まくられる恐怖というのが、TPTKなどでのビッグベットにつながる。でも、それって結局小さく勝って大きく負けるのパターンに陥ってしまうような気がする。

*****

6sは諸君にとってはいいカードだ。というのもボードをよりよくはしていないから。もし諸君がフロップでベストハンドを持っていたら、まだベストハンドを持っている。だが、もし次のカードでボードにもうひとつペアができたら、諸君の3のペアは消えてしまうことになる。だから諸君はプレイヤーGをポットから追い出すために何かしなくてはならない。つまり、ベットしなくてはならないのだ。だが、どれぐらい?

2つの点について、考えてみよう。

1.もし諸君が今ベストハンドを持っているなら
それは相手がA-QやA-Jのような手を持っている時だ。その場合、相手は自分はベストハンドを持ってはいないが、アウトがあると思っているだろう。もし彼が、諸君はスモールペアを持っていると思っていたら、彼は自分は6枚のアウトがあると思っている。もし彼が6枚アウトがあると思っていても、彼は6対1の不利な立場だ。(実際には3のペアを消すようなカードがあるので、もっとアウトがあるのだが、そのことを彼は知らない。)諸君はそのオッズを消すような額をベットしなくてはならない。$3100のポットに対しては、$500で十分だ。

2.もし諸君が今相手よりも悪い手を持っているなら

ポットが大きいために、相手を降ろしてしまうことは無理だろう。もし彼がKのペアを持っているのなら、彼は最後までついてくるだろう。もし、Kより低いペアを持っているなら、ベットによっておびえさせることはできるが、それでも歯をくいしばってコールするだろう。諸君が相手がキャスパー・ミルケトースト(訳注:アメリカの漫画のキャラで、ここでは「お人好し」の意味で使われている)みたいにプレイしているのを見たのでないなら、QやJやTのペアをオーバーカードが1枚あるだけで降ろせるとは思わないことだ。この場合、ベット額が大きければ、その分負けも大きくなることになる。

Hellmuthは$550をベットしているが、これは相手がペアでないハイカード2枚を持っているときの完璧なベット額だし、手で負けているときには、負け額を最小にとどめようとするベットだ。このベットに5ポイント。$1100のベットに2ポイント。それ以外の答えにはポイントなし。

相手はKのペアがまだベストハンドのままと思われるので、$550を即座にコールしている。彼は忍耐強さを発揮して、この手から出来るだけ多くの金を絞り取ろうとしているのだ。

ポットは$4200となり、リバーはJhが出た。
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by sabrefishingcat | 2007-04-18 00:25 | Poker Tactics

Phil Hellmuthのプレイを分析(その4)

続き。

*****

問題3)

ここで諸君が最初に心に留めるべきことは、もし相手がA-KかK-Qなら、Kingのペアができているので、諸君がリードしている手の可能性はA-Qか(可能性は低いが)A-Jだけということだ。一方で、いいニュースと言えるのは、相手がK以下のペアであったなら、ボードにKがてていることにおびえなくてはならないということだ。

諸君がなすべきことの第一歩は、チェックして、相手がどうするかを見ることだ。諸君にはまともな手はないし、このフロップで相手の手がどうなったかもわからない、だから、チェックして情報を得たまえ。チェックに3点、ベットには得点なし。

プレイヤーGもキングのペアでチェックしている。これもまたいいプレイで、Hellmuthに情報を与えることを拒否して、彼を「空っぽの状態に放ったままにしている」。プレイヤーGの手はほぼ間違いなくベストで、もしHellmuthが何らかのペアでコールしたなら、アウトは2枚しか残っていない。だから、プレイヤーGは金を稼ぐのをもう少しあとで行うことにしたのだ。

ターンには6sが来た。

*****

Harringtonの本を読んでいると、「タイトでプレイする」ということと、「びびりながらプレイする」というのは違うのだということだ。彼はプレイヤーGのスロープレイを評価しているが、TPTKで、ヘッズの状態でポジションもある時に、スローするのは確かにOKだと思う。

俺なんぞは、こういう状況で、ついつい悪いほうに考えて、ここでベットしておかないと、もし、ターンでセット引かれたら・・・とか、相手が77とか66持ってるかもしれない・・・とか考えてしまうのだが、もし、相手がペアを持っていたら、確かに相手にはアウトが2枚しかないのだ。2枚のアウトは2枚のアウトであって、警戒する必要はあっても、おびえる必要なないと思う。

また、相手がセットを作っていた場合、すでに負けているわけで、負けていることを確認するために今ベットをすることはあるまい。もし、Hellmuthがセットでスローしてきているのなら、ターンかリバーで正体をあらわすわけで、その時に判断すればよかろう。ポジションはあるのだから、それほど大きな損害にはなりにくいと思う。

また、本には書いてないけど、フロップでTPTK対セットになった時には、ある程度ダメージを受けるのは覚悟するぐらいの気持ちが、NLをプレイする上では必要な気がするのだが。
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by sabrefishingcat | 2007-04-13 18:23 | Poker Tactics

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スナドリネコの水辺

こんにちは。スナドリネコです。

ここは、私がポーカーという「水辺」で「魚」を捕まえる腕を磨くための記録の場です。

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