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Small Stakes Online MTTで留意すべきこと

なんか、めったらやったら更新しているようだが、それには理由がある。実はポーカーが大スランプに陥っていて、どうプレイしたらいいのかが見えなくなってしまっているのだ。そこで、プレイの量よりも質の改善に取り組んでいて、STTをひとつ負けるたびに、すぐに次のをプレイする前に、一度頭を冷やして、じっくり考えなおして、反省してから、次のをプレイすることにしているんだ。ブログの更新も、そのクールダウンの一貫。

STTではどうも、アグレともタイトともつかない中途半端なプレイで負け続けている。そこで、今回は、タイトにタイトにプレイしてみた。フロップ率をさげて、M=5前後になるまで、攻めていかない。で、やばくなったら、残ったチップでオールインでダブルアップを狙う。これはある程度うまくいった。一度はダブルアップできて、それでバブルまで生き延びた。で、そこでBBでQ4s。SBまでフォールドで、SBがコール。これは、ろくな手じゃないから、多分レイズで降りるだろうと見て、ポットレイズ。そしたらコール。フロップAKQ。なんてこった。で相手ポットベット。これでノーヒットだったら降りるけど、プリフロの展開では、相手がA持ってるとも思えない。Kヒットか?もう、降りるには、ポットが大きすぎたので、AもKも持ってないことを期待して、オールイン。相手考えてコール、K2でした。

今回学んだこと。
・5+.5PのSTTでは、やはり、相手はほとんど、他のプレイヤーのプレイを見ていない。俺があれだけタイトにプレイしているのに、K2でレイズにコールするんだもの。
・タイトにプレイしていても、バブルまで行けるとわかったのは収穫。もし、もう少し、スティールとかができていれば、入賞までもっと戦えるはず。

*****
でもって、Harrington。(このHarringtonをじっくり読みなおしているのも、スランプから脱するために、もう一度俺の原点であるこの本に戻りたいと思っているからだ。)

彼はいろんな種類のトーナメントに出る場合において、留意すべき事項について述べているが、ここで紹介するのは、俺もよく出る、小額Buy InのMTT

・ここでいう小額とは1~30のBuy In。それ以上はプロの関心の対象となるので、別の戦略が必要。

・参加者は時に数千に上る。

・Blindsは5/10ぐらいから始まるが、上るのも早い。だいたい8手から12手ぐらいでブランドが進む。

・初心者が多数参加していること、ラウンドが短いこと、ブランドの上りが早いことゆえに、運が大きく影響するのはやむ負えないが、それでも戦略はある。

1.相手の観察はあまり役に立たない。
すぐにテーブルがブレイクするので、観察してもすぐに相手が変わる。

2.ブラフは効果がない。
とにかくルースで、オールインは当たり前にみられる。A6対44のオールインなんてしょっちゅう。だから、ブラフをしようとするな。ブラフはリレイズやらオールインに出くわすだけ。(にもかかわらず、この種のトーナメントでは、ブラフがしょっちゅう見られる。)

3.ベッティングパターンは普通のポーカーとかなり異なる。
バリューベッティングが意外にもほとんどない。主にみられるのは、ブラフとスロープレイとオールイン。だから、堅実なバリューベッティングがリレイズという形で報われることが多い。

4.多人数参加のポットができやすい。
6,7人のリンパーがポットに参加することもしばしば。そういう状況で相手を絞るために大きくレイズしても、結局ポットを膨らませるだけ。

こういうアグレッシブなプレイヤーが多数いる場では、一般的に保守的な(タイトな)プレイが望ましい。だが、この手のトーナメントでは、ブラインドの上りが早いため、それでは間に合わない。そこで保守的であることに加えて、2つの戦略を取り入れることが望ましい。

1.後ろのほうのポジションで、Suited ConnectorsとSmall Pairで安くでフロップを見るようにせよ。多人数のポット参加は、フロップをあてた時のImplied Oddsを上げてくれる。

2.いい手(トップペアやセット)を手にした時に、それでダブルアップを狙って、強く押せ。オールインがコールされる可能性は、普通のトーナメントに比べてはるかに高い。9や8のペアでもかなりの価値があるのに対して、ペアになっていないハイカードは価値がさがることに留意しておけ。



# by sabrefishingcat | 2007-04-01 03:45 | Poker Tactics

手をみせるということ

またもやHarrington。

・基本は自分の手は見せない。自分がどのようなスタイルでプレイしているのかを相手に教えることになるのだから。

・だが、もしアグレッシブなスタイルを取っているのなら見せる価値がある場合もあるかも。

・あるスーパーアグレッシブなプレイヤーの例。

・AK、AQなどの手でプリフロスティールした時は、手を見せた。見ている側は、どうしても自分が見たものに影響されるので、くず手でスティールにでてきたと思っても、なかなかコールできなかった。

・手を見せたくないがゆえに、最後に必ずベットして、Showdownを避けるという戦術のありうる。(書いてないけど、これはShowdownしても勝てる手を持っている時という意味だろう。)

*****

これ、自分でやってみたいなーと思いつつ出来てない戦術。個人的には、俺が手を見せるのは、ボタンでAKとかが来てレイズしてコールされな勝った時に、これはスティールじゃなかったのだよとアピールして、タイトなテーブルイメージを維持しようとしたときだけ。

だが、これは確かに効果あるとも思う。時々、いい手があったときだけ手を見せるプレイヤーがいて、それを見るたびに「ブラフへのセットアップだろ、どうせ」とか思うけど、それでも、相手がその後のハンドでレイズしてきたら、やっぱり自分の手がいいかどうかで判断してしまう。それは、「今度は何か手を持っているかもしれない」というのが頭をよぎるからだろう。

*****

みなさんは、どうですか?手を時々見せるプレイヤーがいて、それがいい手ばっかりすると、おそらく私と同じように、「ブラフへのセットアップ」と感じるでしょうけど、実際にそのプレイヤーがレイズしてくると、どう反応します?

1)こいつはブラファーだから、手を持っている確率は低いはずだ、というので、コール/レイズの基準を下げる。(つまり、ややルースにプレイする)

2)やはり、見せられた手には影響を受けてしまう。

3)その他

ここもひゃっほう掲示板に紹介していただいたおかげで、少しずつ、いらしてくださっている方がでています。そんなわけで、私自身の勉強のためにも、みなさんのフィードバックをいただきたいわけです。

特に今回、最初にコメントくださった方には、「このブログ初のコメント」の栄誉が与えられます。(あ、いりませんでした?失礼。)



# by sabrefishingcat | 2007-04-01 01:57 | Poker Tactics

スーパーアグレなプレイヤーに対しての防御。

再びDan Harringtonの本から。

タイトなプレイヤーがアクションを起こした時できることはそれほどない。(よほど大きな手を持っていない限り)だが、スーパーアグレに対しては、2つ出来ることがある。


1.The Hammer

・もし、アグレがアクションを起こして、自分がReasonableな手を持っているときにはコールするな。レイズせよ。
・スーパーアグレは、スティールを狙っているのであって、ポットを大きくして打ち合いたくはないのだ。
・たまにはアグレも本物の手を持っていて、その時はかなりのダメージになるが、選択の余地はない。放っておけば、アグレはみんなのチップを食いつくすまでそれをやめないであろう。


2.The Rope-A-Dope

・もし本当にいい手を持っているなら、コールせよ。そして、リバーまでプレイして、そこでレイズせよ。

*****

う~む、言っていることはもちろん、理にかなっている。あとは、この考え方をどうやって、低レートのリングや、トーナメントで取り入れていくかだな~。

・思うに、低レートのリングでThe Hammerをやるにはかなり慎重にならなくてはなるまい。というのも・・・

・低レートのリングでは、自分をアグレだと思ってプレイしている奴の多くは、かなり無謀な神風プレイヤーで、こっちがレイズして止めようとすると、「なめられてはならない」と思い、コールしてきたり、リレイズしてきたりするから。

・また、レートが低いせいもあって、The Hammerに対しては、「とりあえずコールしてフロップを見てから勝負」という戦術がなりたつ。そうなると、こちらがReasonable(そこそこにいい)手で、膨らんだポットに対して、相手が何を持っているのかさっぱりわからない状態でフロップに入るという、あまり歓迎したくない状況が生まれる。

・つまり、The Hammerを行うには、こちらがかなりいい手を持っていることと、相手に対してポジションがあるということを条件に入れなくてはなるまい。

・The Rope-A-Dopeのほうが、使いやすいようには思うけど、これのほうが実際には勇気がいりそう。何しろ、相手にかなりのフリーカードをやるわけだから。どういう風にこれはやったらいいのかなあ。



# by sabrefishingcat | 2007-04-01 00:48 | Poker Tactics

Super Aggressiveなプレイヤーのプリフロプレイ

Dan Harringtonの本に、タイト、アグレ、スーパーアグレのプレイヤーのそれぞれのスタイルにおける、プレイの条件が書いてあって、その中で、スーパーアグレは、条件なし、どんな2枚のカードからでもどこのポジションでもプレイするとあるのだが、ただ、彼らはむやみやたらに参加するのではなく、別の条件を見るとあった。それらが興味深かったので、列挙しておく。

・大半のプレイヤーは降りてしまっているか?
・フロップ後にポジションは取れるか?
・自分の後ろのプレイヤーは弱いか、自分のことを恐れているか?
・自分の後ろのプレイヤーのスタックはショートか?
・後ろのプレイヤーは保守的なプレイをしているか?

これはトーナメントを主に対象としてはいるので、低レートのリングにはすぐには使えないけど、大いに参考になる。

例えば、二人がフォールドした後に、一人がリンプしたら、たいていはそれほどの手はもっていなかろう。その後自分がCutoffで、そこまでフォールドで回ってきたら、手がなんであってもプレイを一考する価値はある。ボタン、SB、BBがどう反応するかによっては、そのプレイヤーとのヘッズにすることができるかもしれないし、そうなれば、フロップ次第ではブラフのチャンスもあるわけだ。

自分がギアを変えるときの参考にしなくては。



# by sabrefishingcat | 2007-03-31 17:52 | Poker Tactics

今日の一手

座席の配置:

Patty-Winは1にP51.70を持って着席しています。
Satori_BRは2にP9.00を持って着席しています。
KoelnOutlawは3にP61.70を持って着席しています。
freddieWalliは4にP54.32を持って着席しています。
DiegoBahiaは5にP39.00を持って着席しています。
lacivertは6にP49.00を持って着席しています。
Tscheng-Bengは7にP28.28を持って着席しています。
@Virus@は8にP29.25を持って着席しています。
frankiskingは9にP49.05を持って着席しています。
fishingcatは10にP47.50を持って着席しています。

ブラインドを置く:

ボタンは1にあります。
Satori_BRはP0.25のスモールブラインドを置きます。
KoelnOutlawはP0.50のビッグブラインドを置きます。

ポケットカードをディールする:

Patty-Win: -- --
Satori_BR: -- --
KoelnOutlaw: -- --
freddieWalli: -- --
DiegoBahia: -- --
lacivert: -- --
Tscheng-Beng: -- --
@Virus@: -- --
frankisking: -- --
fishingcat: 10d Qd

プレフロップ:
freddieWalliはフォールドします
DiegoBahiaはフォールドします
lacivertはフォールドします
Tscheng-Bengはフォールドします
@Virus@はフォールドします
frankiskingはフォールドします
fishingcatはP2.00レイズします
Patty-Winはフォールドします
Satori_BRはフォールドします
KoelnOutlawはP1.50をコールします


フロップ (9s 4c 10s):
KoelnOutlawはチェックします
fishingcatはP3.00レイズします
KoelnOutlawはP6.00レイズします
fishingcatはP7.50レイズします
KoelnOutlawはP29.75レイズします
fishingcatは「you hit the flop hard didn't you?と言いました
fishingcatはフォールドします


ポット概略:
P25.25がKoelnOutlawへ戻されました(コールしなかったため)
ポット合計: P25.25
KoelnOutlawはP24.00獲得しました

*****

トップペアとそこそこのキッカーが、ポケットハイペアとぶつかって、あやうく破産という場面だった。確かに破産はのがれたものの、そのためのコストとして20bbほども失うのはあまりにいたい。もっと他にやり方があったと思う。

プリフロは、俺はボタンでQTのSuited。俺のところまで全員フォールド。これは完全にスティールの場面だ。こういうときに悩むのは、あまりにスティールの条件があからさまなので、ここでレイズをかけると、スティールだろうというので、相手もルースにコールする可能性があるため、仮にコールされても、相手に手が本当にあるのかどうかの判断がつきにくくなることだ。だからといって、ここでリンプすると、弱い手で入ってきたというので、BBが大した手でなくてもレイズをかけてきたりする。だからといって、フォールドするにはこちらの手とポジションもよすぎる。だから、個人的にはスティールはボタンよりCutoffから行うのが好きなのだが、この場合はしかたがない。4bbというのは、適当な額だったと思う。コールされたが、上に述べたような理由で、くず手ではないだろうというぐらいにしか、相手の手を絞れなかった。

フロップは9s 4c 10s。俺の手はトップペアとそこそこのキッカー。この時点でまず心配したのが、相手のATとKT。フラドロは、相手がひとりのこともあって、頭の隅においておくだけでよかった。9Tとボードに出ているので、相手がB'way Cardsを2枚持っていたとしたら、インサイドかオープンエンドのストドロもありだった。で、相手がチェックした時点で、AT、KTの船は薄いと見た。かくなるうえは、相手のドローのオッズを殺すようなベットをしてみるのがよかろうと思った。また、相手が以外にでかい手を当てたり持っている可能性もあったので、ポットサイズの大きなベットをするきはなかった。確か、ポットが8.5bbぐらいだったので、6bbのベット。これも妥当だと思う。

で、相手のチェックレイズ。当然ここで頭の警報音がなった。相手が持っているのは何か?とっさに考えた可能性が。

・2ペア。9Tは十分にあった。
・ドロー。QsJsなんて持っていたとしたら、十分にチェックレイズセミブラフ(というか、相手のほうばFavorite)できるし、また、ストドロとフラドロの組み合わせなどで、アグレにチェックレイズしてきた可能性はあった。
・相手がこっちをブラフとみている。こっちのプレイは一貫して、スティールに見えるプレイなので、相手がこっちを持っているかどうか確かめるためにレイズしてきた可能性はある。ミニマムレイズという幅も、確認レイズっぽい。その場合、相手は何らかの手(ペアかドロー)はあるとみるべきだろう。
・プリフロでATを消極的にコールしていて、TPTKでアグレにチェックレイズにきた。
・オーバーペア(特にJJ、QQ)をプリフロでコールしていた。だが、この可能性は薄いと思った。もし、QQをボタンからのレイズに対して、消極的にこーるしたのなら、フロップでアンダーカードばかりだったとしても、チェックレイズにでてくるだろうか?

いま、こうして振り返っても、可能性が多すぎて、絞り切れていないのがわかる。実際の場面でも、これらは頭を通過はしたが、どの可能性が高いかについてまで冷静に検討している時間はなかったと思う。で、結局選んだのが、もう一度リレイズしてみるというものだった。たぶん直観的に、相手のミニマムリレイズはスティール阻止のプレイの延長上にあるとみていたのだと思う。ミニマムだと、またもや変なチキンゲームをしかけているとおもわれかねないので、こっちにはかなりいい手があるぞということを示すために、ミニマムよりは多めにレイズした。

でもって、相手の更なるビッグリレイズ。さすがにこれで負けているのがわかった。なんだったのかはわからない。そこで、もしかしたら、相手が手を見せてくれるかもという期待を込めて「お前、フロップが馬鹿当たりしたんだな」というメッセージをチャットで入れてからフォールドした。相手はKKを見せてきた。

え?

KKの可能性は、考えなかった。オーバーペアでも、JJとQQはあると思ったのだが・・・。いずれにしても負けは負け。

この手の反省。

ここで、俺を悩ませたのが、この手があからさまなスティールの場面だったということだ。おかげで相手のプレイをリスペクトすることができずに、かなりのチップを失った。

さて、この場面ではどうプレイすべきだったか?問題はチェックレイズが来た時だ。スティールの場面ということさえ横におけば、プリフロレイザーに対して、チェックレイズをしかけるというのはかなりいい手を持っていなくてはできない。だから、ここはとりあえず、「多分何かわからないけど負けている」という認識を持つべきであった。だが、いろんな状況があって、どう負けているのか絞り込めないし、こちらもそこそこにいい手を持っている。そういうときには、どうプレイすべきか?最も常識的なのが、

とりあえず、ここはコールしてターンを見る。

だったと思う。実際に、ここで無理して確かめないで、「多分負けてるな~」と思ってターンを見たら、結果的には俺にもアウトは5枚あったのだ。6bbでターンを買うって、いままでの俺のプレイにはあまりなかったけど、ここは、そのもっとも常識的なプレイをすべきだったと思う。

*****
ちなみに余談だが、相手のこのKKでのポタンからのレイズに対する(リレイズではなくて)コール、おそらく間違ったプレイだと思う。フロップでのチェックレイズを見ると、おそらく相手は、スロープレイしたつもりだったのだろう。また、こちらがAを持っている可能性は十分だったので、フロップでAが落ちないのを見てから攻撃に出るという狙いもあったかもしれないが、これも危険。たぶん相手のほうも、俺がスティールの場面からのボタンレイズだったので、それほど大した手ではないと評価していたのではなかろうか。(これは当たってはいたのだが)。もし仮に俺がAAを持っていたとしても、やはりプリフロで上げただろう(フロップをただで見せるなんてなかなかできない)し、その時は、相手が大怪我をしていたと思うし、もし、俺が9Tを持っていたとしても、同じようにプレイしていた。

*****
(追記)
あれ?今見直したら、俺はボタンじゃなくて、Cutoffということで記録されているぞ。そうだったかなあ。確かボタンだったように記憶しているけど、記憶違いだったみたい。それだったら、俺がフロップでああいう風にプッシュしたのはかなり無理があったなー。



# by sabrefishingcat | 2007-03-30 21:45 | Poker Hands

I'm all in...NOT!
by sabrefishingcat

スナドリネコの水辺

こんにちは。スナドリネコです。

ここは、私がポーカーという「水辺」で「魚」を捕まえる腕を磨くための記録の場です。

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