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Phil Hellmuthのプレイを分析(その1)

・・・といっても俺がやるわけではない。Harringtonの読み直しを中断しているのは、Vol.3の問題集を読みかかっているからなのだが、これがまたいい!ひゃっほう掲示板有志によるポーカー本翻訳プロジェクトにぜひHarringtonを勧めたいのであるが、全訳となると気の遠くなるような作業なので、ここは、彼の本の肝ともいえる、問題集とその解説の部分にしぼってみてはどうだろうかと思う。そこでひとつ、サンプルとしてひとつの問題を訳して出してみたいわけだが、たとえ1問でも全部を載せてしまうと著作権上問題が生ずる。そこで、一部のみにして、しかも、かならずしも訳すわけではなく、要約にとどめる部分を作る(というか、大部分をそうする)。更に、それに俺の感想をくっつけることで、転載ではなく引用という形がとれるようにする。だから、「おまえの感想なんぞ蛇足だ」と思われる方も、ご辛抱いただきたい。

*****

場面は2005年WSOPの第3ラウンド。Blindsは100/200。プレイヤーはPhil Hellmuth。Hole Cardsは3d3c。

Action to you:
UTGがリンプ、その隣がリンプ、3番フォールド、4番リンプ、5番フォールド、あなたは6番。現在のポットは900で、後ろには、7,8、SB、BBと控えている。

Q1:さてどうする?
1)フォールド
2)コール200
3)1000までレイズ

*****

Harringtonは、Vol.1の冒頭で、アマチュアのプレイヤーによく、「こういう手をどうプレイするか?」というようなことを聞かれるが、そういうときには、「それはどういう状況でのことだ?トーナメントのラウンドは?自分のチップスタックは?相手のチップスタックは?」というようなことを問い返す、すると相手はだまってしまう、というようなことをいっていた。つまり、Hold'emでのプレイの決定はかくもさまざまな状況に影響されるような複雑なものだといっているわけで、その言葉を裏付けるように、ここに出てくる問題には、付帯状況の情報がほぼ全部(ここに載せた以上に詳しいもの。)でている。

では、問題に戻ろう。

*****

実際にはあなたはコールした。7番が1100までレイズ、ボタン、SB、BBはフォールド、3人の前のリンパ―も全員フォールド。ポットは2200。

Q2:さてどうする?

1)フォールド
2)900をコール
3)3000までリレイズ

実際には、あなたはコールした。ポットは3100。

フロップ:Kd7c6c

Q3:さてどうする?

1)チェック
2)1500をベット
3)3000をベット

実際にはあなたはチェック。相手もチェック。

ターン:6s

Q4:さてどうする?

1)チェック
2)550をベット
3)1100をベット
4)2200をベット

実際にはあなたは550をベット、相手はコール。ポットは4200。

リバー;Jh

Q5:さてどうする?

1)チェック
2)2000をベット
3)4000をベット

あなたは実際にはチェック。相手は2500をベット。ポットは6700。

Q6:さてどうする?

1)フォールド
2)2500をコール
3)レイズオールイン

実際にはあなたはフォールド。

*****

あぁ、やっぱり長くなりそうだし、一気にやるにはしんどい。というわけで、とりあえず問題部分だけアップして、この本の魂とも言える解説文は次回以降。



by sabrefishingcat | 2007-04-08 17:57 | Poker Tactics

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