Phil Hellmuthのプレイを分析(その2)
続き。
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インターネットプレイヤーたちが、初めてライブトーナメントに参加した時に引き起こす問題は、あまりに多くの手にリンプインしてしまうことである。リンプインするその理由づけとして普通言われるのが、「自分のスタックのごくわずかの掛け金でできるから」とか「フロップをみたいから」とかいうことである。だが、これには3つの問題がある。
1.これら「わずかな」割合のチップは、フロップをミスするうちに積み重なって、時間が経つにつれ大きな割合へと達する。
2.それらのうち、多くの手では、あとのポジションのプレイヤーが諸君をレイズでもって攻撃するので、結局フロップを見ることはできない。
3.月並みな手というのは、フロップ後に、セカンドペアやボトムペアを作って、諸君からさらなるチップを引き出すことになりうる。諸君が優れたポストフロッププレイヤー出ない限り、月並みな手でいい手を追いかけて、より多くのチップを失うことになるのだ。
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これ、その通りだと思うな~。OnlineでSTTをやっていて、最初のラウンドは、もう、リンプインのオンパレードだもん。3.については、多くのプレイヤーが経験していることだと思う。セカンドペアあてて、どうしていいかわからなくなってしまうのに、リンプインをやめないんだもんな~。
では、続き。
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ここでは、A3 Suitedのプレイヤーが第1ポジションからリンプインしている。これはリンプするにさえ弱すぎる手だ。もし、数人のプレイヤーがリンプしてだれもレイズしない(もはやこれが基本的なシナリオでさえある)とすると、Aがヒットすると、弱いキッカーゆえにチップの山を費やす羽目になるかもしれないし、フラッシュやストレートの可能性は極めて薄い。$200を別の機会のために取っておきたまえ。
プレイヤーBは55のペアでリンプしているが、特にリンバーの後ということもあるから、これは擁護できるプレイである。リンプというものは連鎖反応を起こしがちで、弱い手でのリンパ―を呼び込むこととなる。もし誰もレイズしないなら、5人のリンパ―は必要なオッズと、大きなImplied Oddsを手にするkとができるだろう。
プレイヤーDは85 Suitedでリンプしている。これもまたリンプするにさえ弱すぎる手である。問題の一部は選択的な記憶というものだ。我々は低位のSuited Cardsをプレイして、フラッシュを当てて勝ったときのことは覚えている、なぜなら、それはエキサイティングな記憶なのだから。だが、我々は低位のSuited Cardsでリンプしてフラッシュにならずに降りてしまったという、くだらない手については忘れてしまうものなのだ。
問題1)
Hellmuthは低位のペアとそれに加えて今のところ3人いるリンパ―に対してポジションも得ている。更には、ポットは$900まで膨らんでいるので、コールした場合の表面化されたオッズは4.5対1となる。フロップでトリップスをあてるオッズは7.5対1だが、表面化されたオッズだけでも必要なそれに近づきつつあるし、Implied Oddもあるので、ここでのコールは容易な決定だろう。
$200をコールに3点。レイズやフォールドには点数なし。
Hellmuthのすぐ後ろのプレイヤーGは、AKoffを手に入れて$1100までレイズしている。これは素晴らしいプレイである。彼はカットオフの席にいるので、おそらくやこの手を通じてコールしてきた全部のプレイヤーに対してポジションを得ることができるだろう、だから、私はレイズというプレイもレイズの額(BBの5.5倍)もいいと思う。もし彼が2つほど前の席、例えば5番からプレイしていたなら、もっと大きく、7倍から8倍のレイズをして、自分の後ろのプレイヤーを降ろすようにしむけるべきだっただろう。ポットはすでに大きいので、今取ってしまうのがいいのだということを思い起こしたまえ。だがもし誰かが諸君に対してプレイしようとするなら、そのために高い代償を払いしかも、ポジションも取れないということになるだろう。
ボタンとブラインドはフォールドした。Hellmuthの前の3人のリンパ―もフォールドした。ポットは$2200になっている。
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まだ、先は長いぞ。
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インターネットプレイヤーたちが、初めてライブトーナメントに参加した時に引き起こす問題は、あまりに多くの手にリンプインしてしまうことである。リンプインするその理由づけとして普通言われるのが、「自分のスタックのごくわずかの掛け金でできるから」とか「フロップをみたいから」とかいうことである。だが、これには3つの問題がある。
1.これら「わずかな」割合のチップは、フロップをミスするうちに積み重なって、時間が経つにつれ大きな割合へと達する。
2.それらのうち、多くの手では、あとのポジションのプレイヤーが諸君をレイズでもって攻撃するので、結局フロップを見ることはできない。
3.月並みな手というのは、フロップ後に、セカンドペアやボトムペアを作って、諸君からさらなるチップを引き出すことになりうる。諸君が優れたポストフロッププレイヤー出ない限り、月並みな手でいい手を追いかけて、より多くのチップを失うことになるのだ。
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これ、その通りだと思うな~。OnlineでSTTをやっていて、最初のラウンドは、もう、リンプインのオンパレードだもん。3.については、多くのプレイヤーが経験していることだと思う。セカンドペアあてて、どうしていいかわからなくなってしまうのに、リンプインをやめないんだもんな~。
では、続き。
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ここでは、A3 Suitedのプレイヤーが第1ポジションからリンプインしている。これはリンプするにさえ弱すぎる手だ。もし、数人のプレイヤーがリンプしてだれもレイズしない(もはやこれが基本的なシナリオでさえある)とすると、Aがヒットすると、弱いキッカーゆえにチップの山を費やす羽目になるかもしれないし、フラッシュやストレートの可能性は極めて薄い。$200を別の機会のために取っておきたまえ。
プレイヤーBは55のペアでリンプしているが、特にリンバーの後ということもあるから、これは擁護できるプレイである。リンプというものは連鎖反応を起こしがちで、弱い手でのリンパ―を呼び込むこととなる。もし誰もレイズしないなら、5人のリンパ―は必要なオッズと、大きなImplied Oddsを手にするkとができるだろう。
プレイヤーDは85 Suitedでリンプしている。これもまたリンプするにさえ弱すぎる手である。問題の一部は選択的な記憶というものだ。我々は低位のSuited Cardsをプレイして、フラッシュを当てて勝ったときのことは覚えている、なぜなら、それはエキサイティングな記憶なのだから。だが、我々は低位のSuited Cardsでリンプしてフラッシュにならずに降りてしまったという、くだらない手については忘れてしまうものなのだ。
問題1)
Hellmuthは低位のペアとそれに加えて今のところ3人いるリンパ―に対してポジションも得ている。更には、ポットは$900まで膨らんでいるので、コールした場合の表面化されたオッズは4.5対1となる。フロップでトリップスをあてるオッズは7.5対1だが、表面化されたオッズだけでも必要なそれに近づきつつあるし、Implied Oddもあるので、ここでのコールは容易な決定だろう。
$200をコールに3点。レイズやフォールドには点数なし。
Hellmuthのすぐ後ろのプレイヤーGは、AKoffを手に入れて$1100までレイズしている。これは素晴らしいプレイである。彼はカットオフの席にいるので、おそらくやこの手を通じてコールしてきた全部のプレイヤーに対してポジションを得ることができるだろう、だから、私はレイズというプレイもレイズの額(BBの5.5倍)もいいと思う。もし彼が2つほど前の席、例えば5番からプレイしていたなら、もっと大きく、7倍から8倍のレイズをして、自分の後ろのプレイヤーを降ろすようにしむけるべきだっただろう。ポットはすでに大きいので、今取ってしまうのがいいのだということを思い起こしたまえ。だがもし誰かが諸君に対してプレイしようとするなら、そのために高い代償を払いしかも、ポジションも取れないということになるだろう。
ボタンとブラインドはフォールドした。Hellmuthの前の3人のリンパ―もフォールドした。ポットは$2200になっている。
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まだ、先は長いぞ。
by sabrefishingcat
| 2007-04-11 17:04
| Poker Tactics
スナドリネコの水辺
こんにちは。スナドリネコです。
ここは、私がポーカーという「水辺」で「魚」を捕まえる腕を磨くための記録の場です。
ここは、私がポーカーという「水辺」で「魚」を捕まえる腕を磨くための記録の場です。